受注事例:PVC製バッグ
Case1 ご依頼製品:PVC 製バッグ
ご依頼のポイント:
①イベントで使用する為、明るいイメージにしたい。
②再利用できるように耐久性に優れた生地を使用したい。
③環境に配慮した生地を使用したい。
製作の流れ
①生地の選定:生地サンプルからイメージに合うものをお選び頂きます。
〈ポイント〉今回は印刷が入ります。印刷が上手く乘らない可能性が
ある為、「シボ」が多い生地などはなるべく避けて頂きます。
②印刷データ入稿:イラストレーターの印刷データを入稿いただきます。
③印刷校正:入稿されたレイアウト、文字などをチェックし校正を行います。
④試し刷り(色校正):実際の生地に印刷を行います。入稿データの色を実際の生地へ印刷した場合に色が異なって見える事があります。理由は何点かありますが、入稿データは基本的にモニターで色のチェックを行う事が多いと思います。
モニターは「RGB」で色を表現し、印刷は「CMYK」で色を表現しており、それが理由の一つとして挙げられます。また、生地の色と印刷色の組み合わせにより「混色」してしまうという事も挙げられます。それを避ける為に実際の生地に印刷を行う色校正を行います。
〈ポイント〉今回、選定頂いた生地は色の濃い生地で、印刷色に対しても影響が大きくなると考えられます。
生地色の影響を避けたい場合、「白引き」と言って印刷したいデザインをまず白色で印刷します。
その上に重ねて本来の色を印刷する事により、生地色の影響を抑える事ができます。
但し、白色の版が1枚多くなるのでコストとしてはその分上がってしまいます。
今回行った色校正
①と②は白引きが有り無しの比較です。今回の生地色と印刷色に
関しては白引きの有無での発色の差はほぼ無しという事が
わかります。白引きをするとその分コストが上がりますので、
白引きは無しで進めます。
次に色合いの調整です。①②は指定の色で印刷しましたが、
青味が強く出てしまっています。その為、③④では赤味が強く
出るようにインク量を調整しています。これらをお客様に確認
頂きます。
⑤版の製作:1版で進める事が決まりましたので版の製作に移ります。
⑥実際の生地へ試し刷り:版が完成したら本生産前に実際の生地に印刷したものを
再確認頂きます。
⑦本生産:問題ないことを確認頂き次第本生産へ移ります。
⑧ご納品:お客様のお手元へ